【EDH】呪文探求者軸約束の終焉イナーラ~各カードの採用理由について~
2019年7月31日 EDH最近の構成
https://dig.cards/decks/magicthegathering/167018
現在の構成として
採用カード群には大きく2つに分類されます。
①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ
②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン
(途中《魂の洞窟/Cavern of Souls》+《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》による強制ゲームエンド)
①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ
全員の準備が整わない2,3ターン目に終わらせる基本の動きになります。
基本的に3T目に遅くとも4T目には必ず仕掛けてくるため《儀式の大魔導師、イナーラ/Inalla, Archmage Ritualist》と同卓する際には3T目を必ず凌げるようなキープを心がけましょう。
およそ想定されうるパタンが
・2T《呪文探求者/Spellseeker》
・3T《呪文探求者/Spellseeker》
・3T《呪文探求者/Spellseeker》+ピッチカウンター込み
・4T《呪文探求者/Spellseeker》+1マナカウンター1枚以上
です。
上振れでも何でもなく確率的に十分にあり得るため、
そういう物だと割り切り打消しもしくは墓地対策2枚以上で凌ぐ事が求められます。
この《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボにおける
必須枠が
《弱者選別/Culling the Weak》
《発掘/Unearth》
《Burnt Offering》
《約束の終焉/Finale of Promise》
《納墓/Entomb》
《再活性/Reanimate》
《星霜の学者/Scholar of the Ages》
《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》
の8枚
そのコンボを強引に押し通す1マナカウンターとピッチが合計8枚
現時点では枠が足りないため8枚ですが
マリガン合わせて3T以内に一枚は握れるよう《呪文貫き/Spell Pierce》《払拭/Dispel》の採用までしてもいいかと思います。
②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン
『①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ』が凌がれたもしくは
《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》等の墓地対策が置かれたなど無事4T目を迎えられたときの動きになります。
こちらは誰かがコンボを決めて勝ちが決まりかけたその瞬間に上から勝つ動きになります。
《アズラの賭け屋/Azra Oddsmaker》
《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》
《グリッドの脈動/Pulse of the Grid》
《記憶の仮面/Mask of Memory》
などの継続的にドローできるカードを設置してドローセットアタックゴーを繰り返して
《納墓/Entomb》と《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》を握ったまま誰かがコンボをするのを待つ動きになります。
これは基本セット2020で《星霜の学者/Scholar of the Ages》が収録された事で可能となった動きです。
今までは『①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ』が弾かれた際は大量の釣り竿と古術師でマストカウンターを叩きつける事しかできませんでしたが基本セット2020で《星霜の学者/Scholar of the Ages》が収録された事でインスタントウィンが可能となり4T目以降の立ち回りに変化が現れました。
4T目以降ともなればマナも手札もある程度揃い全員何かしらの妨害を構えながら勝ちに行くターンになります。
ここでコンボを狙った所で3人掛かりで抑え込まれるのがオチです。
誰かがコンボを決めて勝ちが決まるか
《魂の洞窟/Cavern of Souls》+《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》が揃うのを待ちます。
この動きは『誰かの勝ちが決まった以上は他の二人は違う一人が上から勝つことになっても介入してこないだろう』という狙いから生まれています。
『いや、お前だけには勝たせない』
『あれは止められないけどそっちは止められるんだ』
と介入してくるような精神性の卓の場合は諦めましょう。
この『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』において
必須枠が
《Burnt Offering》
《納墓/Entomb》
《星霜の学者/Scholar of the Ages》
《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》
《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》
の5枚です。
《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》
以外は①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボと共有になります。
基本となるカードはこの位として
他のカード群についての解説をこれから行います。
・サーチカード
3T以内に《呪文探求者/Spellseeker》を手札に入れたいため《呪文探求者/Spellseeker》本体と合わせて
合計10~11枚は必要です。
マリガンとドローを合わせて何かしらのサーチカードか《呪文探求者/Spellseeker》が3T以内に手札にある期待値は1を超えるように採用します。
《ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermage》
《直観/Intuition》
《神秘の指導/Mystical Teachings》
《闇の誓願/Dark Petition》
は他のマナ加速の都合から3T目の《呪文探求者/Spellseeker》は難しい可能性はありますが
腐りやすい《親身の教示者/Personal Tutor》や《対称な対応/Scheming Symmetry》よりはましという判断です。
・ドローカード
上述のサーチカードをマリガンで引き込めなかった場合もあります。
土地が心もとなくて満足のいくキープできなかった場合のキープ基準の緩和として
《思案/Ponder》《定業/Preordain》等の軽量ドロー
『①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ』を諦めて『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』に切り替える《アズラの賭け屋/Azra Oddsmaker》《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》が第二のキープ基準となります。
・《正気泥棒/Thief of Sanity》
カード名の通り採用に際して正気を疑われますが最近のお気に入りです。
デッキは統率者+99枚であるこのゲームですがデッキを99枚に収めるのは至難の業です。
どうしてもあれもこれもと採用していくとデッキが110枚になったりします。
《正気泥棒/Thief of Sanity》はデッキを疑似的に110枚にするカードです。
残りの10枚は対戦相手のライブラリーです。
墓地対策が置かれたなら割れるカードの多い緑系のデッキを狙い
打消しの多い卓なら青単など打消しの採用数が多いであろうデッキを狙います。
自分のデッキを掘る助けにはなりませんが痒い所に手が届きにくいグリクシスカラーにとって対戦相手のライブラリーから回答を狙える選択肢が存在するのは有難い事です。
グリクシスカラーの統率者が《初祖スリヴァー/The First Sliver》から《沈黙/Silence》を分捕って《虎の影、百合子/Yuriko, the Tiger’s Shadow》からタイムワープを分捕りアドを稼ぎながらコンボを決めたり。
出された墓地対策を《石の賢者、ダミーア/Damia, Sage of Stone》から分捕った《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》で叩き割りコンボを決めようとしたら《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》+《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》に上からハルクフラッシュされたが実はコンボパーツの片割れを既に分捕っていたためコンボが決まらない。
毎回上手く行くはずはありませんがこんな芸当も不可能ではありません。
・《粗石の魔道士/Trinket Mage》《捧げ物の魔道士/Tribute Mage》
『①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ』には不要です。
4マナで勝てるコンボにマナを伸ばす意味も特にないからです。
『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』においても必要ではありません。
この2枚のカードの採用理由はひとえに汎用性です。
・マナ加速
・ドロー(《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》《記憶の仮面/Mask of Memory》)
・対策の対策(《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》《征服者のフレイル/Conqueror’s Flail》)
の3択から最大2つを選べます。
特にマナ加速かドローサポートをサーチしながら対策の対策にアクセスできるカードは貴重なため、
2種共に採用しています。
・《古術師/Archaeomancer》《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》
コンボにおいては《星霜の学者/Scholar of the Ages》の下位互換ですが互換としての採用です。
この系統は5枚ありますが適正枚数は3枚かと思います。
キャスト出来るまでマナが伸びればアドは取れますがどうしても重いため、手札にだぶついてしまうリスクが多いです。
但し、2枚にすると1枚引いた時に《直観/Intuition》の選択肢が減ってしまうため2枚にする場合は《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》をサブプランとして採用してください。
また、墓地追放が怖い場合は4枚目を採用してもいいかもしれません。
《古術師/Archaeomancer》は最も軽く、《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》は青ダブルシンボルよりは青赤の方がマナの支払いに余裕が出るためこちらが優先されます。
・《闇の腹心/Dark Confidant》《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》《明日の見張り/Watcher for Tomorrow》
2マナでドローが出来るクリーチャー枠として採用しています。
《明日の見張り/Watcher for Tomorrow》は追放しているカードが見えないため立っていれば殴られにくく《記憶の仮面/Mask of Memory》を付けて殴ればブロックされないで攻撃が通りやすい利点があります。
《精神刃の断裂者/Mindblade Render》はすぐに殴れる場所がなくなってしまい
ほとんど引けなかったため不採用です。
・《Mystic Remora》と《Timetwister》不採用
《Mystic Remora》は引かせてもらえないのと《Timetwister》後の7対21のリソース差を乗り越えるのは困難な場面が多発したため不採用としました。
《Mystic Remora》はある程度理解のある卓ならば遅延させるためのカード
2,3Tで準備が整う前に勝負を決める《儀式の大魔導師、イナーラ/Inalla, Archmage Ritualist》には噛み合っていませんでした。
4T目以降に置くにしても4T目以降はマナが伸び切っているため維持できなくなるまで放置されます。
結局このカードは1枚も引けないため解雇としました。
・《縫合/Stitch Together》《死体のダンス/Corpse Dance》
《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》の互換となる枠です。
《死体のダンス/Corpse Dance》は『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』において代替となるので追加で採用しています。
《縫合/Stitch Together》は抜いてもいい枠ですがクリーチャーが多めになっている今の構成では《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》でループできない可能性があるため保険として採用しています。
・《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』を狙うとしても上手く行かない場合もあります。
卓の一人がマウントを取り続けて3人がかりでも取り返せない状況では『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』を狙っても悠々と阻止されるのが目に見えています。
《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》はその為に採用しています。
・妨害枠
《紅蓮破/Pyroblast》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
対カウンターの役目もありますがこれは主に《Mystic Remora》を割る為のカードです。
・《否定の力/Force of Negation》
序盤は割とタップアウト気味に動く為先にコンボを決められる可能性は無きにしも非ず。
それを防ぐためのピッチ増加です。
今の構成では失ったアドは《アズラの賭け屋/Azra Oddsmaker》辺りが取り返してくれるのと返しにコンボを決めてしまえばアド損などあってないようなものですね。
・《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》《爆発域/Blast Zone》等
置物に触れるカードは5枚採用しています。
8枚くらいにしておくと4T目位に期待値が1を超えるため、安心できますがあまり増やしても仕方がないためこの枚数です。
・マナ加速
《炎の儀式/Rite of Flame》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
《約束の終焉/Finale of Promise》ルートによって3Tに4マナ出せればよくなったため一時的マナ加速の価値は少し上昇しました。
また、2T目はサーチカードを使いたい事もあるため、2マナのマナファクトの一部を差し替えています。
マナ加速の合計は13枚です。
11枚くらいが適正かもしれませんが3Tに仕掛けるには1枚は必ず欲しいため少し多めにしてあります。
とりあえず目立ったところはこんな所です。
個別に知りたい事があればコメントでも
https://dig.cards/decks/magicthegathering/167018
現在の構成として
採用カード群には大きく2つに分類されます。
①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ
②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン
(途中《魂の洞窟/Cavern of Souls》+《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》による強制ゲームエンド)
①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ
全員の準備が整わない2,3ターン目に終わらせる基本の動きになります。
基本的に3T目に遅くとも4T目には必ず仕掛けてくるため《儀式の大魔導師、イナーラ/Inalla, Archmage Ritualist》と同卓する際には3T目を必ず凌げるようなキープを心がけましょう。
およそ想定されうるパタンが
・2T《呪文探求者/Spellseeker》
・3T《呪文探求者/Spellseeker》
・3T《呪文探求者/Spellseeker》+ピッチカウンター込み
・4T《呪文探求者/Spellseeker》+1マナカウンター1枚以上
です。
上振れでも何でもなく確率的に十分にあり得るため、
そういう物だと割り切り打消しもしくは墓地対策2枚以上で凌ぐ事が求められます。
この《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボにおける
必須枠が
《弱者選別/Culling the Weak》
《発掘/Unearth》
《Burnt Offering》
《約束の終焉/Finale of Promise》
《納墓/Entomb》
《再活性/Reanimate》
《星霜の学者/Scholar of the Ages》
《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》
の8枚
そのコンボを強引に押し通す1マナカウンターとピッチが合計8枚
現時点では枠が足りないため8枚ですが
マリガン合わせて3T以内に一枚は握れるよう《呪文貫き/Spell Pierce》《払拭/Dispel》の採用までしてもいいかと思います。
②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン
『①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ』が凌がれたもしくは
《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》等の墓地対策が置かれたなど無事4T目を迎えられたときの動きになります。
こちらは誰かがコンボを決めて勝ちが決まりかけたその瞬間に上から勝つ動きになります。
《アズラの賭け屋/Azra Oddsmaker》
《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》
《グリッドの脈動/Pulse of the Grid》
《記憶の仮面/Mask of Memory》
などの継続的にドローできるカードを設置してドローセットアタックゴーを繰り返して
《納墓/Entomb》と《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》を握ったまま誰かがコンボをするのを待つ動きになります。
これは基本セット2020で《星霜の学者/Scholar of the Ages》が収録された事で可能となった動きです。
今までは『①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ』が弾かれた際は大量の釣り竿と古術師でマストカウンターを叩きつける事しかできませんでしたが基本セット2020で《星霜の学者/Scholar of the Ages》が収録された事でインスタントウィンが可能となり4T目以降の立ち回りに変化が現れました。
4T目以降ともなればマナも手札もある程度揃い全員何かしらの妨害を構えながら勝ちに行くターンになります。
ここでコンボを狙った所で3人掛かりで抑え込まれるのがオチです。
誰かがコンボを決めて勝ちが決まるか
《魂の洞窟/Cavern of Souls》+《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》が揃うのを待ちます。
この動きは『誰かの勝ちが決まった以上は他の二人は違う一人が上から勝つことになっても介入してこないだろう』という狙いから生まれています。
と介入してくるような精神性の卓の場合は諦めましょう。
この『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』において
必須枠が
《Burnt Offering》
《納墓/Entomb》
《星霜の学者/Scholar of the Ages》
《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》
《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》
の5枚です。
《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》
以外は①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボと共有になります。
基本となるカードはこの位として
他のカード群についての解説をこれから行います。
・サーチカード
3T以内に《呪文探求者/Spellseeker》を手札に入れたいため《呪文探求者/Spellseeker》本体と合わせて
合計10~11枚は必要です。
マリガンとドローを合わせて何かしらのサーチカードか《呪文探求者/Spellseeker》が3T以内に手札にある期待値は1を超えるように採用します。
《ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermage》
《直観/Intuition》
《神秘の指導/Mystical Teachings》
《闇の誓願/Dark Petition》
は他のマナ加速の都合から3T目の《呪文探求者/Spellseeker》は難しい可能性はありますが
腐りやすい《親身の教示者/Personal Tutor》や《対称な対応/Scheming Symmetry》よりはましという判断です。
・ドローカード
上述のサーチカードをマリガンで引き込めなかった場合もあります。
土地が心もとなくて満足のいくキープできなかった場合のキープ基準の緩和として
《思案/Ponder》《定業/Preordain》等の軽量ドロー
『①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ』を諦めて『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』に切り替える《アズラの賭け屋/Azra Oddsmaker》《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》が第二のキープ基準となります。
・《正気泥棒/Thief of Sanity》
カード名の通り採用に際して正気を疑われますが最近のお気に入りです。
デッキは統率者+99枚であるこのゲームですがデッキを99枚に収めるのは至難の業です。
どうしてもあれもこれもと採用していくとデッキが110枚になったりします。
《正気泥棒/Thief of Sanity》はデッキを疑似的に110枚にするカードです。
残りの10枚は対戦相手のライブラリーです。
墓地対策が置かれたなら割れるカードの多い緑系のデッキを狙い
打消しの多い卓なら青単など打消しの採用数が多いであろうデッキを狙います。
自分のデッキを掘る助けにはなりませんが痒い所に手が届きにくいグリクシスカラーにとって対戦相手のライブラリーから回答を狙える選択肢が存在するのは有難い事です。
グリクシスカラーの統率者が《初祖スリヴァー/The First Sliver》から《沈黙/Silence》を分捕って《虎の影、百合子/Yuriko, the Tiger’s Shadow》からタイムワープを分捕りアドを稼ぎながらコンボを決めたり。
出された墓地対策を《石の賢者、ダミーア/Damia, Sage of Stone》から分捕った《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》で叩き割りコンボを決めようとしたら《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》+《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》に上からハルクフラッシュされたが実はコンボパーツの片割れを既に分捕っていたためコンボが決まらない。
毎回上手く行くはずはありませんがこんな芸当も不可能ではありません。
・《粗石の魔道士/Trinket Mage》《捧げ物の魔道士/Tribute Mage》
『①《呪文探求者/Spellseeker》4マナ1枚コンボ』には不要です。
4マナで勝てるコンボにマナを伸ばす意味も特にないからです。
『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』においても必要ではありません。
この2枚のカードの採用理由はひとえに汎用性です。
・マナ加速
・ドロー(《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》《記憶の仮面/Mask of Memory》)
・対策の対策(《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》《征服者のフレイル/Conqueror’s Flail》)
の3択から最大2つを選べます。
特にマナ加速かドローサポートをサーチしながら対策の対策にアクセスできるカードは貴重なため、
2種共に採用しています。
・《古術師/Archaeomancer》《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》
コンボにおいては《星霜の学者/Scholar of the Ages》の下位互換ですが互換としての採用です。
この系統は5枚ありますが適正枚数は3枚かと思います。
キャスト出来るまでマナが伸びればアドは取れますがどうしても重いため、手札にだぶついてしまうリスクが多いです。
但し、2枚にすると1枚引いた時に《直観/Intuition》の選択肢が減ってしまうため2枚にする場合は《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》をサブプランとして採用してください。
また、墓地追放が怖い場合は4枚目を採用してもいいかもしれません。
《古術師/Archaeomancer》は最も軽く、《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》は青ダブルシンボルよりは青赤の方がマナの支払いに余裕が出るためこちらが優先されます。
・《闇の腹心/Dark Confidant》《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》《明日の見張り/Watcher for Tomorrow》
2マナでドローが出来るクリーチャー枠として採用しています。
《明日の見張り/Watcher for Tomorrow》は追放しているカードが見えないため立っていれば殴られにくく《記憶の仮面/Mask of Memory》を付けて殴ればブロックされないで攻撃が通りやすい利点があります。
《精神刃の断裂者/Mindblade Render》はすぐに殴れる場所がなくなってしまい
ほとんど引けなかったため不採用です。
・《Mystic Remora》と《Timetwister》不採用
《Mystic Remora》は引かせてもらえないのと《Timetwister》後の7対21のリソース差を乗り越えるのは困難な場面が多発したため不採用としました。
《Mystic Remora》はある程度理解のある卓ならば遅延させるためのカード
2,3Tで準備が整う前に勝負を決める《儀式の大魔導師、イナーラ/Inalla, Archmage Ritualist》には噛み合っていませんでした。
4T目以降に置くにしても4T目以降はマナが伸び切っているため維持できなくなるまで放置されます。
結局このカードは1枚も引けないため解雇としました。
・《縫合/Stitch Together》《死体のダンス/Corpse Dance》
《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》の互換となる枠です。
《死体のダンス/Corpse Dance》は『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』において代替となるので追加で採用しています。
《縫合/Stitch Together》は抜いてもいい枠ですがクリーチャーが多めになっている今の構成では《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》でループできない可能性があるため保険として採用しています。
・《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』を狙うとしても上手く行かない場合もあります。
卓の一人がマウントを取り続けて3人がかりでも取り返せない状況では『②《星霜の学者/Scholar of the Ages》インスタントウィン』を狙っても悠々と阻止されるのが目に見えています。
《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》はその為に採用しています。
・妨害枠
《紅蓮破/Pyroblast》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
対カウンターの役目もありますがこれは主に《Mystic Remora》を割る為のカードです。
・《否定の力/Force of Negation》
序盤は割とタップアウト気味に動く為先にコンボを決められる可能性は無きにしも非ず。
それを防ぐためのピッチ増加です。
今の構成では失ったアドは《アズラの賭け屋/Azra Oddsmaker》辺りが取り返してくれるのと返しにコンボを決めてしまえばアド損などあってないようなものですね。
・《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》《爆発域/Blast Zone》等
置物に触れるカードは5枚採用しています。
8枚くらいにしておくと4T目位に期待値が1を超えるため、安心できますがあまり増やしても仕方がないためこの枚数です。
・マナ加速
《炎の儀式/Rite of Flame》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
《約束の終焉/Finale of Promise》ルートによって3Tに4マナ出せればよくなったため一時的マナ加速の価値は少し上昇しました。
また、2T目はサーチカードを使いたい事もあるため、2マナのマナファクトの一部を差し替えています。
マナ加速の合計は13枚です。
11枚くらいが適正かもしれませんが3Tに仕掛けるには1枚は必ず欲しいため少し多めにしてあります。
とりあえず目立ったところはこんな所です。
個別に知りたい事があればコメントでも
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